リゾートバイトと聞くと、「稼げる」「旅行気分で働ける」など魅力的な口コミがある一方で、「仕事がきつい」「本当にそんなうまい話があるの?」という意見もあり、リゾートバイトを始めようか悩んでいる方にとっては不安になりますよね。
私もリゾートバイトを始める前は不安でしたが、この働き方を知ったおかげで得た経験や出会いがあり、自分の成長にも繋がりました。
そこで今回は、リゾートバイト歴3年目の私が、リゾートバイトという働き方の魅力、寮での暮らしや仕事内容、休日の様子、事前に準備すべきことなどについて解説します。
ー著者プロフィールー
リゾートバイト先でのコロナの現状はどうなってる?
全国各地から勤務希望者が集まるリゾートバイトにおいて、新型コロナウイルスの感染を懸念されている方も多いのではないでしょうか。
2023年3月に政府の規制も緩和され、リゾートバイト先でのルールも以前ほど厳しくはないですが、まだまだ感染拡大防止のための対策がされています。
まず入寮時には、ワクチン接種証明書かPCR検査(または抗原検査)の陰性証明の提出が必要です。
検査キットはリゾートバイト先にて無料で配布してもらえます。入寮初日に検査し、陰性であればその後の入寮手続きを進めていきます。
私はワクチン接種証明書を提出したため、入寮直前のPCR検査は不要でした。
職場ではコロナ対策がされているので安心
感染拡大の対策としては、寮の入り口、廊下や食堂の入り口前など各所にアルコール消毒が設置されています。また、寮館内には感染拡大を防ぐ注意喚起ポスターも掲示されています。
勤務中の対策としては、出勤と退勤時にスタッフ全員が体温を測り検温シートへ記入したり、勤務中はマスクの着用を必須としたりしています。ほとんどの勤務先では、無料でマスクを配布してもらえます。
寮での共同生活に不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、私の寮は相部屋で、各部屋の最大収容人数より少なく入寮するよう調節されていますし、カーテンで仕切るとプライベートな空間も保たれるので、共同生活に対してそれほど抵抗はありません。換気も随時できます。また、勤務先によっては、個室寮やアパートの一室を借りられるところもあるので、感染症対策を徹底したい場合は事前に派遣会社に確認しておくことをおすすめします。
このように、リゾートバイトは全国から多くの人が集まる職場ではありますが、感染拡大を防止する対策はきちんと取られているため、安心して働ける環境が整っています。
リゾバの醍醐味!スタッフ同士の飲み会も十分楽しめる
リゾートバイトという働き方の魅力のひとつは、全国各地から集まるスタッフ同士での交流ですよね。学生から定年退職された方まで様々な背景を持った人が集まり、スタッフ同士での飲み会、交流は自分の視野を広げるきっかけになります。
コロナ禍以降、リゾートバイト先でスタッフが集まっての飲み会やスタッフ同士の部屋の移動、交流などは禁止されていることがほとんどでした。
しかし、2023年4月現在では、飲み会や交流に関する規制はほとんどありません。あくまでも各々が、検温や手洗いうがいなどの体調管理を徹底していることが前提ですが、それでも以前のように飲み会や他スタッフの部屋への移動の禁止など、厳しい制限はなくなりました。スタッフでの飲み会はほぼ毎日のように開催されています。それによって交流も深まり、コロナ禍以前のような活気がリゾートバイトにも戻ってきている印象です。
また、それに伴い、海外からの留学生やインターン生なども勤務先によっては見かけることが増えました。私自身、ここに来たおかげで出会えた人たちと働きながら、充実したリゾートバイト生活を送ることができています。
感染拡大の対策はきちんと取られていますが、少しでも体調がすぐれない場合や周りに体調不良の人がいる場合などは、感染拡大を予防するために大事をとって飲み会への参加は控えるようにしましょう。
リゾートバイトってどうやって始めたらいいの?
リゾートバイトってどうやって始めたらいいの?という方もいらっしゃるかもしれません。ここからはリゾートバイトの開始から終了まで、派遣会社に登録し仕事を探すところから帰宅するまでの流れを、簡単に説明します。
1、派遣会社への登録
リゾートバイトを始めるにはまず、派遣会社への登録から始めます。リゾートバイトの派遣会社は複数存在するので、私はまず「リゾバ 派遣」で検索し、おすすめの派遣会社の比較サイトを参考に選びました。メールよりもLINEでやりとりをできる方が手軽で楽かと思い、LINEの友達登録をして仕事を探したり相談したりできる派遣会社を選びました。登録したのは以下のような内容です。
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- いつから勤務開始したいか
- どのくらいの期間働きたいか
- 職歴
- 資格
- 話せる言語
- ピアスをしているか
- 髪の色
- タトゥの有無
もしどこの派遣会社に登録するか迷った場合は、何社か登録をして比較しながら勤務先を探すのも良いでしょう。派遣会社を比較したサイトもいくつかあるので、ぜひ参考にしてみてください。
派遣会社登録後、LINEでメッセージが届きます。LINEのトーク画面から簡単に仕事を探すこともできるので、LINEの友達登録ができる派遣会社はおすすめです。
2、電話面接
派遣会社登録後、担当の方から折り返しの電話がかかってきて電話での簡単な面接があります。初めは電話面接があると聞いて、zoomなどビデオ通話での面接かと思い少し緊張していましたが、音声通話での面接でした。会社に出向いての面接でもなく、履歴書の提出も必要ありません。私が聞かれたのは以下の3点です。
- 最終学歴
- 職歴
- 志望動機
特に難しい面接ではなく、基本的には登録時に入力した内容の確認でした。とても簡単ですので落ちることはないと思います。面接の所要時間は10分ほどでした。
3、派遣スタッフに要望を伝え求人を探してもらう
電話面接の後、派遣会社の方から以下について確認があります。
- 希望の職種
- 希望の勤務地
- 希望の勤務開始日と勤務期間
- 希望の時給
- 希望のシフト
- 待遇について(寮費食費無料など)
- 寮は個室か相部屋か
- これだけは絶対に避けたいというポイント(寮やシフト、仕事内容など)
- 独身か既婚者か
- 車を所持しているか
派遣会社の方は、できるだけ希望の条件に合うように親身になって対応してくださるので、こだわりの条件があるのならば遠慮せずどんどん伝えておきましょう。ただし、条件は妥協できるもの、できないものをあらかじめ決めておくことをおすすめします。あれもこれもと条件を追加してしまうと、なかなか希望に合った勤務先が決められません。絶対これだけは譲れない!というものを1,2個優先し、他は妥協するとスムーズに職場を決められます。「妥協して失敗した」という口コミも聞きますが、私は失敗したと感じたことはなく、なんでも過ごしてみれば意外と自分に馴染むなという印象です。妥協してみて合わなかったら次はこだわればいいと思います。
今回のリゾートバイトでは、私は休日に登山がしたかったため、山が周辺にあるホテルや山荘を希望しました。また、清掃や裏方の仕事よりは接客ができるホールやフロントを希望しておりその条件を伝えました。寮については寮費と食費が無料で、Wi-Fi環境が整っている勤務先を希望していました。これらがこだわっていた条件です。さらにこだわりを追加すると寮は個室がよかったのですが、その条件を加えると勤務先がほとんどなかったため、今回は個室寮という条件はあきらめました。
また、別の機会に農家での勤務を希望していた時は、カップルで一緒の勤務先に就けるよう希望を伝えたこともあります。勤務先にもよりますが、そうゆう場合は2人で同じ部屋に入れるように考慮してくれる場合もあります。パートナーと一緒に旅しながら働くのも楽しいのでおすすめです。
就労期間に関しては、柔軟に対応してもらえることが多いです。初めての土地や慣れない環境に、長期で滞在することに対して不安がある方も多いでしょう。そういう方は、まずは数週間でお願いし、環境や業務内容が自分に合っていてもっと働きたいと思えば、後から延長するという方法もあります。私も延長をしたことがありますし、もともと短期間契約をしてその後延長をされる方は比較的たくさんいらっしゃいます。
このように自分が希望する条件を伝えると、派遣会社から自分の希望に合った職種を紹介してもらえます。
4、勤務先の決定
送られてきた求人の中から自分の希望に合うものを探し、派遣会社に希望就労先を伝え、就労先が決定します。リゾートバイト先とのやりとりは派遣会社がしてくれます。
5、面倒な書類の郵送は必要なかった!WEBで手続きは完結
私の場合、就労が決定してから郵送した書類は特にありませんでした。派遣会社登録後、マイページにログインすると自分の職歴や学歴を入力できるため、履歴書の送付も不要です。
就労先到着の初日、事務手続きをする時にマイナンバーや口座番号を提出しました。マイナンバーの提出は必須ではありませんが、提出しておいた方がその後の手続きを簡単に進めることができるので提出をおすすめします。
6、勤務先に向けいざ出発
就労先が決定したらいよいよ出発です。勤務先までのアクセス方法は派遣会社が調べてくれることもありますし、勤務先から直接郵送されてくる案内に記載されていることもあります。
私は特急列車と新幹線を使い、滋賀県から長野県へ向かいました。
7、勤務地まで送迎とオリエンテーション
駅からは会社の送迎バスで勤務先へ向かいます。勤務先に到着後、事務所で事務手続きをし、寮の案内や制服の受け取りなどを経て、自分の部屋に到着です。
8、寮に案内されて初日が終了
私の部屋は6人部屋。2段ベットの下段を選びました。そして入寮した日はゴールデンウィーク開始直前の繁忙期だったため、午後からさっそく就労開始でした。勤務終了後に自分のベットを整えたり掃除したりして、やっと初日が終了です。
9、勤務開始
就労先にもよりますが、基本的にシフトは8時間労働で週休が2日。私はホテルレストラン勤務のため朝は8時頃に出勤し、15時ごろから中抜けが1時半〜2時間半、その後17時〜21時ごろまで勤務という流れでした。仕事内容はホテルレストランのホール業務です。ドリンクのオーダーを取ったり料理の配膳や下げ膳をしたり、レストラン内の清掃などをしていました。
中抜けがあるシフトは1日の拘束時間も長くなり、休憩していてもまた仕事があると考えると息抜きできないと感じ、人によっては合わないという方もいるかもしれません。私にとっては中抜けのあるシフトは合っていました。初めは中抜けのあるシフトに抵抗がありましたが、長時間の休憩も取れるしお昼の間にしかできないこと(散歩や周辺施設の利用など)もあり、時間を有効に活用できました。
どんな業務でも、初めは慣れない環境や仕事内容に戸惑ってしまうかもしれませんが、1週間もすれば仕事にも環境にも慣れ、1日の業務を淡々とこなせるようになります。また、他のスタッフとは勤務時間以外でも寮で会うことが多いので、自然と仲良くなり一緒の勤務もしやすくなっていきます。繁忙期など忙しい時は、みんなで頑張って乗り越えようという意識も高まり、スタッフ同士のチームワークがさらに深まります。
リゾートバイトは短期間で働く人も多く、新しい人が入ってきたり先輩が期間を満了していったりと人の入れ替わりも激しいです。配属されて1週間で先輩になることもあります。新しい人が来るたびに仕事を教えていると自然と自分にも身に付き、2週間も働けば少し余裕をもって仕事ができるようになります。
10、休日は観光やレジャースポーツ、ご当地グルメを楽しむ
リゾートバイトは主に観光地で勤務するため、休みの日にその土地でしかできない体験を楽しめることも魅力です。福利厚生でスキー場のリフト券や温泉施設の利用が無料の勤務先も多いです。筆者も長野県のスキー場でリゾートバイトをしていた時は、仲良くなったアルバイトの人たちと休日の度にスノーボードやスキーをしたり、周辺の温泉にはほぼ毎日通っていました。
働きながら観光やアクティビティも楽しめて、さらにご当地グルメも味わえるのはリゾートバイトならではの特典だと思います。
しかし、注意しないといけないのは、リゾート地にいることによってどうしても旅行気分になってしまいお金を使い過ぎてしまうことです。リゾートバイトは短期間で稼げて貯金もできると聞いて働きにきたのに、これでは意味がありません。あらかじめ楽しむ上限金額や貯金する額を決めておくなどして、計画的に楽しみましょう。
11、期間満了
契約期間が満了したら、寮の鍵や制服などを返却して勤務は終了です。お世話になった寮を退出する時はしっかりと掃除をします。寮母さんや寮でお世話になった従業員の方への挨拶も忘れずにしましょう。
12、帰宅、おつかれさまでした!
期間満了後、自宅へと帰宅します。初めは長く感じられた数ヶ月も、振り返ればあっというまに過ぎてしまい、いつも帰りの駅のホームでは思い出に浸ってしまいます。
いかがでしたでしょうか。以上がリゾートバイトの流れです。初めはリゾートバイトとはどういったものか全くわかっていなかった方も、この流れを通して大枠は掴めたかと思います。
今回はレストランスタッフとして働きました
今回、私はホテルのレストランスタッフとして働きました。朝食と夕食時はホテル宿泊客の方のみ、お昼は一般のお客様も利用可能なレストランでした。仕事内容としては、清掃や朝、昼、夜営業それぞれの準備、料理、ドリンクの注文を取って提供、下膳などでした。
レストランスタッフの仕事内容
繁忙期はとても忙しくバタバタしていましたが、忙しい分、スタッフ同士協力して乗り越えようという意識も高まり仲も良くなっていた気がします。また、いつも寮で顔を合わせている人たちばかりなので、打ち解けるのも早く、その分職場の雰囲気に慣れるのも早かったです。働いているスタッフの年齢層は幅広く、20代前半〜60代くらいです。退職後の方も何名かいらっしゃいました。
体力仕事だったり覚えることが多かったり、大変なこともありましたが、レストラン勤務はお客様との交流や、賄いが美味しいなど楽しいことも多くやりがいのある仕事です。接客が好きな方や体を動かすことが好きな方にはおすすめの職種かと思います。
1日のスケジュール
時間 | 内容 |
6:00~7:30 | 起床、身支度 |
7:30~8:00 | 朝食 |
8:30~12:30 | 仕事開始(朝食バイキングの料理出し、下膳、昼営業準備) |
12:30 | 昼休憩 |
13:00~14:30 | 仕事再開(お昼のレストラン営業、片付け、夕食会場の準備) |
14:30~17:00 | 中抜け休憩 |
17:00~17:30 | 晩御飯 |
17:30~20:50 | 仕事再開(夕食営業、掃除、次の日の朝のバイキング準備) |
20:50 | 業務終了 |
21:30~22:00 | お風呂 |
22:00~ | 自由時間 |
23:30 | 就寝 |
こちらが主な1日の流れです。ホテルレストランなので朝から晩まで仕事があり、拘束時間は少し長いです。昼食と夕食は勤務時間内に食べ、お昼には2時間〜2時間半ほどの休憩があります。繁忙期は残業をすることもありましたが、全く自分の時間を確保できないほどではありませんでした。
1日の業務終了後には、同じ部屋の人や他部署の人たちなどと飲み会をする日もあれば、1人でゆっくり過ごす日もあります。慣れるまでの期間は、仕事が終わってお風呂に入ったら、疲れ切っていつもすぐに寝ていました。
ホテルレストランスタッフのここがきつい
ここからは実際にホテルレストランで働いてみて気づいた、大変だったことと良かったことについて紹介します。
まず大変だったことは以下の4点です。
- 慣れるまでが孤独で不安
- 拘束時間が長い
- 体力仕事で覚えることも多い
- 言葉遣いや接客態度に気をつけないといけない
新しい環境で初めは孤独、慣れるまでは少しきつい
短期間で日本全国、いろんな場所で違った職種に就けることが特徴のリゾートバイト。旅行気分を味わえたり、新しい土地での出会いがあったり、もちろん楽しいこともありますが、友達や知り合いのいない、新しい環境や職場に慣れるまでは少し孤独です。
特に私は人見知りで心配性だったので、就労開始当初は「仕事を覚えられるかな」「職場の人と仲良くなれるかな」と不安になっていました。相部屋だったおかげで自然と職場の人とも関わることができ、仕事についてわからないことも聞きやすく、おかげで比較的早く環境に慣れることができた気がします。孤独感を和らげたい方には相部屋の方がおすすめです。また、私は自分の部屋やベッドにお気に入りの物を飾るなどして、自分にとって落ち着ける空間が作れるように工夫していました。
ホテルならではのシフト体制、中抜けがきついかも
拘束時間が長いことも、慣れるまでは少しきつかったです。ホテルなので宿泊者の方に合わせて、朝食から夕食の時間帯まで仕事があるので1日は長いです。お昼から夕方にかけて長時間の中抜け休憩がありますが、慣れるまでは「まだ仕事が終わっていない」という感覚があり、少しきつかったです。個人差はあるかもしれませんが、私は慣れるまでに2週間くらいかかりました。
でも今では、お昼の中抜け休憩だからこそできることなどを見つけてその時間を有効に使えていますし、仕事の合間のリフレッシュにもなると気づけたので中抜けを楽しんでいます。よく寮の近くにあるカフェまで散歩して、おやつ休憩をしたり、部屋でゆっくり昼寝をしたりしていました。このように中抜けの楽しみ方はいろいろあります。中抜けがあるシフト体制が自分に合うかどうかは、一度試しに働いてみるしかないと思います。
レストラン勤務は体力が必要な仕事、1日に数万歩あるくことも
レストラン勤務は、1日中立ち仕事だったり、机や椅子を移動させてレストラン内の配置を変えることもあったり、結構体力のいる仕事でした。繁忙期には1日で数万歩、レストラン内で歩いていたこともあります。また、仕事内容を細かく分けると覚えることがとても多いのでメモ帳は必須でした。
無意識に出てしまう「バイト敬語」を直すのに苦労した
リゾートバイトは主に「リゾート地」で働くことが多いため、ホテル自体の宿泊費が高かったり、お客様も結婚記念日や新婚旅行など、特別な日を過ごすために滞在される方が多かったりします。接客の態度やサービスにも期待されているので、街中の居酒屋やカフェなどカジュアルな場とは違った、親しみやすさよりも正しい言葉遣いなどの接客態度が求められているなと感じました。中でも、今までの経験で身についた無意識に出てしまう「バイト敬語」を直すことに少し苦労しました。言葉遣いは特に、気にされるお客様もいらっしゃるので、自分が普段バイト敬語を使っていないか確認しておくといいかもしれません。
ホテルレストランスタッフのここがよかった
レストランスタッフとして働いて良かった点は以下の5点です。
- いろんな人との出会いがある
- 賄いが美味しい
- 規則正しい生活ができる
- 旅行気分を味わいながら働ける
- 貯金しやすい
お客様、同僚、いろんな人との出会いがある
ホテルレストランで働いて、いろいろな人との出会いがありました。お客様との交流は、清掃や裏方の職種だと得る機会がほとんどなく、従業員同士だけの交流では得られない知識や経験になるので、接客の機会に恵まれているレストラン勤務にしてよかったと思っています。また、今では海外からのお客様も多く、言語学習や海外旅行へのモチベーションも上がります。実際、リゾートバイトでお金を貯めてからワーキングホリデーなどで海外に行く人は多い印象です。お金も貯めやすく、海外からの旅行客の方と交流できるこの働き方ならではの魅力だと思います。
一緒に働くスタッフとの交流も楽しいです。同じ職場に来るまでに国内や海外、さまざまな場所で働いてきた人や旅をしてきた人がいて、その人たちの話を聞いているだけで「そんな生き方もあるんだ」と知り、視野が広がりました。次のリゾートバイト先に悩んでいたときに、同僚の人がおすすめしてくれたので「みかん農家」で働いてみたこともあります。自分では絶対に視野に入ってこなかった選択肢だったので、面白い経験になりました。周りの人から情報収集して、次の勤務先を決めてみるのも楽しいです。
美味しい賄いを食べられるのは、レストランスタッフの特権
調理のスタッフの方からいただく賄いやお客様に出し切れなかった余った料理が美味しいことも、レストランスタッフとして働いてよかったと思うポイントです。従業員食堂では食べれないものがほとんどなので、少し得した気分になります。
洋食会場で働いた後は和牛ヒレ肉がいただけることもあります。お客様がお腹いっぱいになって余ってしまったデザートも食べて、達成感に浸っていました。
朝食バイキング後は余ったコーヒーやジュースが飲み放題だったり、和食会場では夕食営業後に新鮮なお刺身が食べられることもあったり、ご褒美があると明日も頑張ろうという気持ちになれます。
他にも、レストランで働いていると、自然とお酒や料理についての知識が身に付きました。私が勤務していたホテルでは、宿泊客向けの夕食は和食と洋食の会場がありました。特に洋食会場では、いろんな種類のワインを取り揃えていて、仕事でお客様に提供しているうちにワインの種類について詳しくなりました。スタッフ同士の飲み会で、仕事中に気になったワインを飲み会で一緒に飲んでみたこともあります。お酒の知識が付くと、自分が食事に行った時も選ぶ楽しみが増えるし仕事にも活かせるので、レストラン勤務はとても良い経験になりました。
開封して数日経つとお客様には出せないので、スタッフの飲み会でよくあまったものを飲んでいました。
規則正しい生活ができる
ホテルレストランで勤務すると、朝が早いので必然的に早起きの習慣が身につきます。食事の時間も決まっていますし、休日でも食堂の営業時間に間に合うように早起きしていたので、自然と生活リズムは整えられました。早起きの習慣が身につくと朝の出勤前にも時間の余裕ができ、本を読んだり寮の周りを散歩したりしていました。太陽を浴びて1日をスタートさせるのはとても気持ちいいです。
寮から歩いて5分で観光に行ける
こちらはリゾートバイトという働き方について良かったと思うポイントですが、住んでいる場所がもう観光地なので、寮から少し出歩くだけで旅行しているような気分になれることです。スキー場で働いていた時は、仕事終わりや休日にずっとスノーボードをしていたり、山の上にあるホテルで働いていた時は、中抜け時間を利用して近くの山にさくっと登ったりしたこともあります。慣れるまでは空き時間や休日も寮でダラダラしてしまうこともありましたが、仕事になれてくると観光名所に行ったりアクティビティを楽しむ余裕もでてきて、気分転換にもなって楽しく働けました。
貯金したい人にもリゾバはおすすめ
リゾートバイト先にもよりますが、寮費、食費が無料の勤務先は多くあります。また、交通費を支給してくれたり、ゴールデンウィークやお盆などの繁忙期だと繁忙期手当が着く勤務先もあったりするので、工夫すればリゾートバイトは貯金しやすいです。
例えば私が働いたホテルでは日給9,000円で、レストラン勤務だとそこに「特別手当」として1日1,000円の手当がつきました。また、繁忙期は繁忙期手当があり、以下の給料明細だと「精励」がその分です。他にも、今回は勤務地が山の上だったこともあり、休日に下山した際は宿泊施設を利用すると一泊2,000円まで宿泊補助が出ました。明細だと「その他」に含まれています。このように、勤務先によって手当がついたり福利厚生が充実しているのも貯金しやすいポイントです。
私も毎月お小遣いを3万円くらいに抑えてそれ以外は貯金していました。平均で毎月20万円近くは貯金できていました。ただし上手に貯金するには、リゾート地で観光気分がずっと続いて散財しないように注意が必要です。
リゾートバイトで提供されるごはんは美味しい
私が勤務していたホテルでは、食事は寮内にある従業員食堂で朝・昼・晩3食無料で提供されていました。バイキング形式で、基本的には自分の好きなおかずを好きなだけ食べることができます。メインのおかずは日替わりメニューで、こちらだけ一人分の量は決まっています。それ以外のお惣菜やごはん、お味噌汁はおかわり自由でした。
好き嫌いがあったり、その日の気分でおかずの量のバランスも変えられるので、個人的にはバイキング形式なのはありがたかったです。ホテルでお客様に出せず余ってしまった料理が並ぶこともあり、毎日食事の時間はとても楽しみでした。ご飯が美味しいと仕事もがんばれますよね。
従業員食堂では他部署の方と交流ができる
新型コロナ感染対策の名残で、食堂内は今でも各席はパーテーションで仕切られています。以前は黙食が推奨されていましたが、2023年3月に規制も緩和されたので、今は食事中でも同僚や他部署の方との交流を楽しめています。
食事の提供時間は朝昼晩で決まっていますが、仕事で遅くなって間に合わない時などは、提供時間を延長してくれることもあります。また、私の職場では休みの日も食事は無料でいただけたので、食事の提供時間に寝坊しないよう気をつけていました。
食事の提供方法は勤務先によって変わる
食事の提供方法は、お弁当形式、定食だったりと勤務先によって変わります。寮内にキッチンがあり自炊できるところもありました。自炊は少し面倒ですが、好きなものを食べられるしリゾバ先でできた友達と一緒に作って食べるのは楽しいです。お弁当だと部屋に持ち帰って1人でゆっくり食べることができるので便利でした。
リゾートバイトの寮はこんな感じ
今回私が滞在していた寮は勤務先ホテル内に併設されていました。男子寮の棟、女子寮の棟があり、こちらは女子寮の入り口です。女性寮の中に男女共用の従業員食堂、娯楽室、男女の大浴場と女子の各部屋があります。ホテルと寮が併設していたので通勤が3分でできるのはありがたかったです。
入り口を抜けると廊下が広がり、各部屋が並んでいます。右側廊下を進むと男性大浴場、左側は女性従業員の各部屋があります。
大浴場や共同トイレ、共同洗濯機を使って生活
お風呂は大浴場で利用時間も決まっています。勤務先の寮にもよりますが、だいたい朝と夜に利用できることが多いです。シャンプーやボディーソープなどのアメニティやドライヤーが用意されている寮もあります。
洗濯機の横には洗剤が設置されているので、自分で用意する必要はありませんでした。柔軟剤のみ自分で用意しました。洗濯機の数は限られているので、仕事終わりの夜はよく順番待ちになります。いつ洗濯機が空くかと、いつも見張っていました。
今回の寮は相部屋、同僚とすぐ仲良くなれるのでおすすめ
部屋は3〜6人の相部屋です。同世代で同じ部署に配属されている人たちと相部屋でした。2段ベットが設置されており各ベットはカーテンで仕切られています。同じ部署だったこともあり、仕事の話やプライベートの話などで盛り上がり、打ち解けるのに時間はかかりませんでした。
相部屋だと気を遣ってしまったり、他の人が飲み会などを始めると寝られなかったりするのではないかと心配になる方もいらっしゃるかもしれません。私も初めて相部屋で生活する時は不安でした。しかし、実際に生活してみるとそんなに気にならないです。
飲み会をする時は、娯楽室などを利用する人が多いです。部屋での飲み会は頻繁には開催されません。また、朝が早い人がいたり1人で過ごしたい人もいるので、お互いが生活しやすいようにそれぞれが配慮して過ごしている印象です。
娯楽室には漫画や本、ギターもあります。貸し切って飲み会をしたい時などは予約もできます。
飲み会などは娯楽室を使って行った
皆が過ごしやすいように寮のルールがある
寮のルールは入寮時に説明されます。配布される書類には、消灯時間や共有スペースの利用方法などについて記載されています。共有スペースでの大きな物音(会話など)を伴う利用は22時までに定められている場所がほとんどです。仕事終わりだと使える時間が短いように感じてしまいますが、朝が早いスタッフへの配慮も大切です。難しいことはないので、共同生活をする上でお互いが気持ちよく過ごせるよう、ルールはきちんと守りましょう。
勤務先によってガラリと変わる、寮周辺の環境
今回働いたのは山の上にあるホテルでした。山の上なのですぐ近くにコンビニやスーパーはありませんが、寮の近くには温泉があり、仕事の疲れを癒しに朝から温泉に行くことが休日の楽しみでした。他にも、カフェにいって本を読んだり作業をしたりすることもありますし、天気がいいと登山もできます。寮から一歩出るだけで絶景が広がっていて、働きに来ているのに非日常を味わうことができています。
山の上に位置しているので、ケーブルカーや電車を利用して降りる側と、バスで降りる側があり、どちらとも街の中心地に行くことが出来ます。繁華街には古本が置いてあるような個人経営のカフェもあったり、駅に併設されているショッピングセンターで買い物したりできます。ケーブルカー代、バス代、電車代は全て無料です。化粧品や洋服など、滞在中必要なものも簡単に調達できました。新しいリゾートバイト先に行くたびに、寮周辺の街を探検することを楽しんでいます。
私が滞在していた寮は、買い物や外食などへのアクセスは比較的簡単でしたが、リゾートバイト先によっては、コンビニですら車を出してもらわないと行けない場所もあります。すぐに必要なものを調達したい時に慌てなくて済むよう、自分が派遣される先の寮周辺に何があるか、事前にマップなどで確認しておくといいでしょう。また、繁華街に近いことは一見便利ですが、気をつけないと休日の度に出かけて外食や買い物などお金を使いすぎてしまうので、短期間でお金を貯めたい方や使いすぎてしまいそうな方は、あえてコンビニすら近くにないような田舎のリゾートバイト先に行くのも良い選択かもしれません。寮周辺の環境は、勤務するリゾート地によって全く違います。どんな環境で働きたいか、じっくり考えて勤務先を選ぶことをおすすめします。
リゾバって何を持っていけばいいの?私が持って行った物を紹介します
リゾートバイトで必要な持ち物は、派遣会社や勤務先の担当者の方が事前に伝えてくれます。
初めてリゾートバイトをされる方は特に、何を持って行ったらいいのかわからないと思うので、派遣会社の方に確認出来ると安心できますよね。
ここでは今回私が準備した持ち物と、今までのリゾートバイト経験からあると便利だなと思ったものを紹介します。
まず、今回私が準備した持ち物はこちらです。
- 洗面用具(バスタオル1枚、ハンドタオル2枚、洗顔料、歯ブラシセット、持ち運びカゴ、鏡)
- 洗濯用具(洗濯ネット、ピンチハンガー)
- 化粧品、サニタリー用品、ヘアブラシ、爪切り、ハンドクリーム
- 日焼け止め
- 衣類(上3着、下2着、部屋着、下着、靴下)
- ヘアアイロン
- 延長コード
- マスク、アルコール消毒、体温計
- 薬、絆創膏
- パソコン
- モバイルバッテリー
- カメラ
- 裁縫セット
- 折り畳み傘
- サンダル
- コップ、お箸とフォークスプーンセット
- タンブラー
- タッパー
- 仕事着(ストッキング、革靴)
- 本
- 登山用品(靴、マウンテンパーカー、帽子、Tシャツ)
- メモ帳、筆記用具
- 印鑑、通帳、年金手帳
移動中の荷物を少しでも減らすため、シャンプー、ボディーソープ、洗濯用洗剤や柔軟剤などはドラックストアで現地調達しました。また、寮に完備されているとのことだったので今回は持ってきませんでしたが、ドライヤーやハンガーも必須アイテムです。寮によって必要な持ち物が少し変わるので、寮に完備されているものや周辺で調達できそうかなどを事前に担当者に確認しておくことをおすすめします。確認しておくと荷物を減らせたり、反対に足りなくて困ることもありません。
リゾバ常連者が教えるお役立ちアイテム
では私が今までリゾートバイトを経験して、あると便利だなと思った物を紹介します。
①延長コード
コンセントが一箇所しかなかったり、コンセントの場所が部屋の隅でベットから遠かったりすると少し不便なので、延長コードはリゾバ先に毎回持参しています。少し長めの物を持っていくことをおすすめします。
②裁縫セット
制服のボタンが外れてしまった時や裾上げをするのに必須のアイテムです。勤務先にある場合もありますが、自分で用意しておくといざという時すぐに対応できるので安心です。
③ピンチハンガー
下着や靴下など小さい物を干すのにあると便利です。リゾバ初心者の頃は靴下などを干す時もハンガーで代用していましたが、これを使い始めてからその便利さに気づき、今では毎回必ずリゾバ先に持っていくアイテムです。
④タッパー
勤務先によっては、食事が毎日3食必ず提供されるわけではなく、休日や、出勤日でもお昼ごはんを自分で用意する必要があることもあります。そういう時にタッパーがあると、食べきれなかった食材をとっておいて別日の食事に回すことができ、節約にもなるので便利です。今は山の上で働いているので、休日の登山のお弁当に使うこともあります。
服は3コーディネートで充分
リゾート地に行くのなら服をたくさん持って行って、オシャレして観光を楽しみたい!と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、リゾートバイトに持っていく私服は最小限でいいと思います。もちろんお休みもあり楽しめますが、働きに行くことが目的なので、お気に入りの服を3日分くらい持っていけば充分オシャレを楽しめます。リゾートバイトに慣れていなかった頃は、休日を楽しむために何着も服を持っていきましたが、結局あまりきていない服があったりしてそれほど用意しなくてもいいと学びました。
荷物が多くなっても山やスキーを楽しむ!
移動が伴うリゾートバイトにとって出来るだけ荷物は少なくしたいところですが、スキー場や山小屋など、荷物を増やしてでもそこでしかできないアクティビティを楽しめる勤務地もあります。手荷物として持っていくのはさすがに大変なので、私はいつもスキー・スノーボード用品や登山用品を郵送しています。休日や時間がある時にすぐスキーができたり山に登れたりするのは、そこに住んでいるからこその特権です。
職種によっては準備する服もある
今回のリゾートバイト先では、ブラウスも含め制服が支給されたので、事前に自分で用意する必要があったのはストッキングと革靴のみでした。勤務先によって用意する服は変わりますが、白シャツや黒いズボンなどあまり費用がかからないものが多いです。
荷物はリュックとスーツケースでコンパクトにまとめる
手持ちの荷物はスーツケースとリュックで持参しました。3ヶ月までであればそのくらいの量で済むと思います。今回は登山用品も用意したので、手持ちの荷物とは別でスーツケース()を事前に寮へ郵送しておきました。また、スキー場で勤務した時はスキーやスノーボードを郵送しました。寮の住所や配送方法(着払いできるか)は、事前に送られてくる資料や担当者の方に確認でき、ほとんどのリゾートバイト先で勤務開始前に寮に荷物を送っておくことができます。送料はかかりますが、移動の荷物を減らせるので移動が楽ちんです。ぜひ活用してください。
1ヶ月のおこづかいは3〜4万円で十分だった!
今回のリゾートバイトは寮費・食費が無料だったので、毎月の生活費はかなり抑えることができました。1ヶ月の主な出費は観光や買い物代など合計で4万円ほどでした。内訳はこんな感じです。
- 観光10,000円
- 外食・カフェ代13,000円
- 雑費12,000円
- サブスク代4,000円
リゾート地にいるならできるだけ削りたくない観光代
リゾート地で働けることが特権のリゾートバイト。せっかく観光地にいるのなら、その土地でしか味わえないものや観光を楽しみたいですよね。私も節約を心がけながら、せっかくなのでそこで出来ることを楽しむことも大切にしています。長野ではそばを食べて温泉を堪能し、富山では海までドライブしたり海鮮料理を食べに行ったりしました。毎回、大体10000円くらいかかりました。
カフェ、外食、飲み会代などリフレッシュにもお金は必要
カフェ好きの私は、毎回リゾートバイト先付近でお気に入りのカフェを見つけることを休日の楽しみにしています。いつもリゾートバイトの滞在中は何箇所も巡ってしまいます。人によっては節約できるポイントかもしれませんが、私は休日のリフレッシュとして、1ヶ月3,000円までと決めてカフェ巡りを楽しんでいます。
外食は勤務先のアルバイト仲間と行ったり、ひとりで行くこともあります。寮の食事も美味しいですが、たまに外食をして寮の従業員食堂では出ないような物を食べるといい気分転換になります。
寮での飲み会は外食と比べて安く抑えられるのと、私はあまりお酒を飲まないので飲み会代は月に1,000円くらいで抑えられています。
雑費
シャンプー、洗剤などの消耗品や化粧品、お菓子、飲み物などに使った費用が10,000円くらいです。寮によってはシャンプー・コンディショナー・ボディーソープ・が設置されているところもあるので、こだわりが強くなければ節約できる項目です。私は自分の好きな物を使いたいので、リゾバ先にも持参しています。
サブスク代
中抜けや仕事おわりなど時間があるときや、天気が悪くて外に出られない時に活躍するのがネットフリックスやAmazonプライムです。よくアニメや映画を見ています。仕事の疲れを癒すのに欠かせません。
このようにリゾートバイトでは、寮費・食費が無料の勤務先だと特に、出費を抑えて生活できます。貯金をしたい人にはぴったりの働き方ですね。例えば私の場合、この月は繁忙期だったこともありお給料は26万円ありました。出費分の4万円を引いても残りは22万円!これ全部を貯金しておけます。
勤務先によって寮費・食費などの出費も変わり、月にかかる費用にも差がありますが、だいたい5万円くらいの生活費を見積もっておけば充分かと思います。無理のない程度に、リゾート地での観光も貯金もどちらも楽しみましょう。
勤務しながらも観光やレジャースポーツを満喫
1年を通して様々なリゾートバイトを体験し、その土地での観光やアクティビティも存分に楽しんできました。夏と冬、それぞれの楽しみ方があるので紹介します。
冬はスキーリゾート地を満喫!無料でスキーも温泉も楽しみ放題
私が初めてのリゾートバイトをしたのは、長野県の白馬村でした。スキー場でチケット販売スタッフとして3ヶ月ほど勤務。その期間中、休日はスノースポーツに観光にと、忙しく充実した毎日を過ごしました。シーズン中のリフト券は無料、徒歩5分でゲレンデについてしまうので暇さえあれば滑りに行ける環境でした。
さらに、周辺の温泉施設も平日は無料で入浴できます。勤務終了後や、休日のスキー・スノーボード満喫後の疲れを癒しにいつも通っていました。こんな贅沢な生活を全て無料で体験できて、とっても充実した冬になりました。
夏は海も山もどっちも楽しむ!
冬の雪山にハマり今度は夏山に興味を持ったので、夏は富山県の山の上にあるホテルスタッフとして勤務しました。外に出ればすぐそこは絶景です。休日や中抜け休憩を使って登山できるのは最高の環境でした。近くにある山荘の日帰り温泉にいくのも楽しみで、ホテルスタッフだと少し割引してもらえます。
また、夏は山も海もどちらも楽しみたい派の私にとっては、下山すればすぐ海に行ける富山県は最高の環境でした。レンタカーを借りて、同じバイト仲間と海までドライブしてキャンプやバーベキューをしました。他にもカフェ巡りをしたり美術館に行ったりして観光を楽しみました。
リゾバは楽しい!人生に一度は体験してほしい働き方
新しい環境で新しい人に出会いたい!と思い始めたリゾートバイト。始める前は少し不安もありましたが、リゾートバイトを体験してみて今思うのは、「この働き方を知って本当によかった」ということです。地元に閉じこもっていては知ることのできなかった、景色や生き方や友達に出会うことができました。そしてそれは、ただ2泊3日の観光として訪れるのではなく、リゾートバイトとして、その土地に住んで働いたからこそ学べたことだと思います。
「出会いがある」「貯金できる」「旅行気分で働ける」どの口コミも本当だった!
リゾートバイトの口コミサイトなどでよく聞くポジティブな評価。本当なのか?と過信しないようにしていましたが、実際に働いてみるとどれも本当でびっくりしました!滞在する土地それぞれで本当にたくさんの出会いがあるし、まだまだ自分の知らない世界があるのだなと教えられました。異性との出会いもありましたが、人との出会いそのものが自分に与えた影響は大きいです。夏と冬で拠点を変えて2拠点で生活している人、全国各地をまわっている人など、いろんな生き方があることを知ることができたし、自分の人生についても考えるきっかけをもらいました。
そして、まだまだ知らなかった日本の魅力も発見できました。これからもいろんな土地を訪れてみたいと考えています。
もちろん、仕事が大変だったり環境に慣れるまで時間がかかったりと楽しいことだけではありませんが、それ以上に得るものがたくさんあります。興味はあるけど一歩が踏み出せない方もいらっしゃるかもしれません。リゾバのいいところは短期間でも受け入れてもらえることなので、とりあえず数週間だけ、という気軽な気持ちで始めてみてもいいかもしれません。実際私が出会った人の中にも、看護師を退職して次の勤務先が決まるまで1ヶ月ほどの期間、リフレッシュも兼ねて働きにきたという方もいました。
迷ってるなんてもったいない!リゾバを始めよう!
いかかでしたでしょうか?以上が、私のリゾートバイト体験談です。リゾートバイトがどのような働き方かわかっていなかった方も、こちらの体験談を読んで、どのような流れで初めて、何が必要でどんな体験ができるのかを把握していただけたかと思います。お金も稼げて観光も楽しめて、お試し移住ができるリゾートバイトという働き方、本当におすすめです。環境を変えることは不安だと思います。私も初めは緊張しましたが、一歩踏み出してみると自分が想像していなかったような出会いがあり、今は挑戦してみてよかったと思っています。
この体験談が、読んでいただいた方の何かを始めるきっかけになればうれしいです。