「リゾートバイトに興味がある」「リゾートバイトに挑戦してみたい」
このように考えている方、私のまわりにもけっこういます。
でも
「休みはちゃんと取れてるの?」
「シフトってどんな感じ?」
「休日って何して過ごすの?」
そのように、休日に関する疑問が浮かぶ方が多いのではないでしょうか?実際、休みの充実がリゾートバイトの満足度につながると言っても過言ではありませんからね。
ということで今回は、リゾートバイトの休日事情について解説します。休みの取り方、シフト、休日の過ごし方などを中心に紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
リゾートバイトの休日は月に何回ある?

結論から言うと、月に6~8日のところが多いです。
どの派遣先でも、基本的に土日休みはあまりなく、何も言わなければ、平日に1~2日の休みを組まれます。また繁忙期、閑散期の影響を受けたり、従業員数の変動も激しい業界であるため、従業員はたいてい、3日働いて1日休みのような、変則的なシフトになります。
ちなみに、大きな企業が扱うホテル・旅館などは、繁忙期・閑散期であっても、過度に休日が増えたり減ったりすることは少ないです。大きな企業ほど労働基準法を遵守する傾向があるためです。
しかし、月に6~8日というのは平均的な数に過ぎず、労働基準法を無視して従業員を働かせるホテル・旅館も少なくありません。そのような派遣先では、休日が全然取れなかったり、逆にもらいすぎることもあります。
繁忙期は休日が少なく、閑散期は多い
ゴールデンウィーク、お盆、年末など、国民の連休期間はやはり従業員の稼働が増えます。ホテル・旅館の総力を上げてお客さまをお迎えするので、派遣社員も例外なく戦力として投入されます。結果として、従業員が少ない職場では、週の休みが1日程度になったり、6~10連勤働くこともあります。
一方閑散期には、月に10日くらい休日をもらう職場もあります。四季によって宿泊人数が左右される業界なので、暇なときはめっぽう暇です。
しかし、休日の数はやはりホテル・旅館によって違います。就業する前に、一度派遣会社に確認することをおすすめします。
ある派遣先では、就業してすぐの1週間の間、毎日14時間働かされたことがあります。一方で違う派遣先では、一日5.6時間しか働けないということもありました。リゾバスタッフは、ホテル・旅館の都合によって、勤務形態が大きく変わる可能性があります。
リゾートバイトでの休み希望の取り方

休み希望はズバリ、希望休を提出すれば取れます。
希望休はほとんどのホテル・旅館で扱っているため、定められた期限までに希望休を提出するか(シフトが完成する半月前までに提出するところが多い)、シフトの担当者に休みたい日を伝えれば、ほとんどの場合休みを取ることができます。3日以上の連休をとることも可能です。
しかし例外があり、繁忙期における希望休は通らないかもしれません。企業は繁忙期に備えてリゾバスタッフを雇っている側面があるからです。ただ、休んじゃダメというわけではないので、どうしても休みたい日があれば、伝えるべきでしょう。
※融通が効くように、シフトの担当者とは仲良くすることを勧めます。
赴任前の段階で、休みたい日がすでにあるとき
赴任前の段階では、ホテル・旅館のシフト担当者に直接希望休を伝えることができません。その際は、赴任が決まり次第すぐに、派遣会社に連絡して下さい。派遣会社を通せば、就業前でも、希望休を取ることができます。
※移動日までにはシフトが完成してしまっているはずなので、できるだけ早めに伝えるよ
うにしましょう。
希望休が通らなかった場合
もしも希望休を出すのを忘れたり、出しても通らなかったときは、職場のだれかとシフトを代わってもらうという方法があります。アルバイトではよくあることなので、代わること自体はそれほど問題ではありません。頼むなら、同じリゾバスタッフが好ましいでしょう。
ただしその際、シフト担当者の許可はもらっておいたほうがよいです。派遣先によりますが、リゾバスタッフ同士で勝手にシフトを代わることを問題視されることもあるので、必ずシフト担当者に相談するようにしてください。
連休をとる際に注意してほしいのが、休んだ分、連勤も増えるということです。月の休みはの数は決まっているので、休みがカレンダーのある箇所に固まれば、当然出勤日が別の箇所を埋めます。結果として、5連勤以上の出勤がまとまって増えるというような事態が起こります。連休の希望をだす際は、そうしたしわ寄せを頭に入れておいてくださいね。
リゾートバイトでも長期休暇はもらえる

実家に帰ってしばらく休みたい、ひと月くらいかけて海外に行きたいなど、1週間以上のまとまった休みがほしい際も、契約を切らずにもらうことが可能です。ただしその場合、希望休で休みを取るのではく、派遣先と派遣会社に連絡しましょう。1週間以上の休みになると、本人、派遣先、派遣会社の三者でどうするか決める必要があります。
例えば、忙しい時期などは、派遣先からすれば人手が必要なため、当然働いてほしいはずです。長期休暇をとるタイミングとして、そうした時期を避けてくれるようお願いされると思います。派遣会社からしても、長期休暇の日数によっては保険の適用外となってしまうため、何日間休むのか細かく決めなければいけません。リゾートバイトの長期休暇は、本人だけの問題ではなくなってしまうということです。
長期休暇を取る前提として
リゾートバイトでも長期休暇をもらえると説明しましたが、そうするには、そもそも派遣先と派遣会社に信頼される必要があります。派遣先からすれば、リゾバスタッフは会社都合でやめてもらうことも可能なので、「長期休暇を取るならそのままやめて」ということにもなりかねません。
それじゃ信頼を得るにはどうすれば良いかということですが、簡単です。
マジメに働く。
それさえできていれば信頼されますし、長期休暇に関わらず、あらゆる場面で本人の希望が通りやすくなります。
ある派遣先に、私と同じリゾバスタッフであるA子ちゃんとB子ちゃんがいたのですが、両方とも就業の延長を希望していたにも関わらず、A子ちゃんだけOKで、B子ちゃんは拒否されるということがありました。あとでわかったのですが、どうやらB子ちゃんは勤務態度が悪いという理由で延長を拒否されたそうです(彼女は頻繁に遅刻を繰り返していました)。その職場に長くいたければ、マジメに働くのが合理的だということです。
リゾートバイトで体調不良を理由に休む場合
頭痛、腹痛、発熱、怪我などで休みたいときでも、就業先に報告すれば休むことができます。
やり方は場所によって異なりますが、ホテル・旅館に電話を入れればよいというケースが多いです。基本的には本人が直接伝えなければなりませんが、やむ終えないときは最悪仲の良い同僚に伝えましょう。
無断欠勤だけは問題になりますので、注意してください。
リゾートバイトでの休日の過ごし方

- 観光する
- 職場の人と仲良くなって遊ぶ
- 趣味・勉強に時間を費やす
- パソコン・タブレットを使用する
①観光
真っ先に思い浮かぶのはこれではないでしょうか。馴染みのない土地へ来たのですから、休日は思う存分出歩いてみてはいかがでしょう。
有名な観光地に行くのもよし、適当にぶらついてみてもいいと思います。派遣先の地域によっては観光スポットがあまりないこともあります。その土地を観光する、という楽しみ方も、十分ありです。
カメラが好きだと、より楽しめますね。
和歌山県の白浜で働いていたとき、私は休みの日に、一人で白良浜のそばを散歩しました。夏だったので、海には水着を来た若い男女が多く、なんとも言えない気持ちでそれを眺めていたところ、「お兄さん一人?」と小さな女の子に話しかけられました。話してみると、どうやらその子は地元の子で、お母さんと買い物に来ていたそうです。私たちは、その子のお母さんのところに着くまで、そのまま海岸沿いをしゃべりながら歩きました。会話の内容とかはあまり覚えてないんですけど、その女の子の顔とか笑い方とかは、今でも記憶に残ってます。そういう地元の人との触れ合いこそが、リゾバの楽しみの一つかもしれないですね。
②職場の人と遊ぶ
派遣先で仲の良い人ができたら、休日はその人(たち)と遊ぶのもいいでしょう。リゾートバイトには一人で移動してくる人が多く、移動先では友人知人がいないことがほとんどです。ですから、リゾバスタッフ同士はたいてい、気が合えばお互い仲良くなりたいと思っています。それゆえ友達になりやすい。
リゾバスタッフでなくとも、ホテルの社員さんと仲良くなって遊ぶもよし。田舎のホテル・旅館だと、車を持っている人も多いので、仲良くなればドライブに連れて行ってくれることもあります。
私はある派遣先で、休みの前日の夜、リゾバスタッフや社員の人たちで、夜通しでカラオケ大会をしたことがあります。車で20分くらいのところにあるカラオケ店に連れて行ってもらい、朝までみんなで歌明かしました。カラオケ後は、近くの牛丼屋に寄って帰りました。とても美味しかったです。
③趣味・勉強に時間を費やす
休日を趣味や勉強に費やすのも、時間の潰し方のひとつです。正直言ってリゾートバイトは、勤務時間以外は暇な時間が多いです。場所によっては移動手段が限られますし、観光するにも行く場所には限りがあります。
私を含め、リゾバライフを充実させている人は、趣味や勉強に多くの時間をあてています。ランニングが趣味の人や、カメラで写真を撮るのが好きな人。テレビゲームを持ってくる人もいますし、冬のスキー場であれば、空き時間はずっとスノボをしている人もいます。また、調理師の資格の勉強をしたり、中には世界遺産検定の勉強をしている人にも会ったことがあります。私であれば、このように記事を書いたり、趣味のイラストに時間を使ったりしています。なんにせよ、何か継続しているものがあると、空き時間を有意義に過ごすことができると思います。
④パソコン・タブレットを使って時間を潰す
③に関わることですが、ネット環境が整っている場所であれば、パソコンやタブレットを持っていくことをおすすめします。
中でも映画・ドラマなどは、有意義な娯楽となるでしょう。Amazon primeやNetflixなどのサブスクを契約おくとなお便利です。もちろん映画を見るならスマホでも構いませんが、画面が小さいので疲れてしまいますよね。
またやはりパソコンやタブレットのほうができることの幅が広がります。例えばテキストを用いた勉強や、読書でさえも、現代ではパソコン・タブレットがあればできますからね。(私が記事やイラストを作るときは、パソコンとタブレットの両方を使用しています)
私が見てきた中での話ですが、リゾバスタッフの中で、意外にも外に出かけて遊ぶのが好きな人(室内で過ごすのが苦手な人)ほど、空き時間の過ごし方に悩んでいる人が多かったです。リゾートバイトを長く続けれる人は、逆に映画や漫画、ゲームが好きといった、室内で楽しむことのできる人が多い印象でした。あえてインドアな側面があった方が、リゾートバイトには向いているのかもしれません。
まとめ
リゾートバイトの休日事情について、なんとなくイメージがついたことと思います。
箇条書きで記すと
- 派遣先によって大きく異なるが、リゾートバイトの休日は平均して6~8日
- リゾートバイトでは、休みたい日があれば希望休を取れる(長期休暇を取りたい
ときは派遣先と派遣会社に相談する) - 体調不良になったときは、職場に連絡すれば休める
- 休日の過ごし方はさまざま
ところで、今まで細かく説明してきたのですが、この記事の内容よりももっと重要なこと
があります。
それは派遣先を決める前に、その職場について派遣会社に細かく聞く!!!!!!!
繰り返しますが、リゾートバイトの実態は、派遣先によって大きく異なります。どういう体験をするかは、行ってみないとわからない部分が大きいです。
だから結局のところ、派遣先の状況について最も詳しいのは、契約を結んでる派遣会社ということになります。
ですので、わからないことがあればじゃんじゃん聞く事が大事です。休日のことだけに関わらず、寮のことや、人間関係についても細かく聞いておきましょう。
というわけで、休日事情のあれこれについては以上となります。これからリゾートバイトに挑戦してみようという方は、上記の内容をぜひとも覚えていてください。