リゾートバイトの社会保険については、よくわからないところが多いですよね。
そこで、今回は元ヒューマニック(大手派遣会社)に勤務していたユリアさんに初心者でもわかるように詳しく説明してもらいます!
- リゾートバイトの社会保険とは?
- 社会保険に加入する条件は?
- 学生も社会保険に加入しないといけない?
- 社会保険はどのくらい給料から引かれる?
リゾートバイトの社会保険とは?
まず社会保険とは?
社会保険とは、健康保険・雇用保険・年金保険をまとめた総称です。
簡単に言うと、安心して生活できる「保険の基本セット」です。
- 健康保険・・・病院の医療費が3割負担
- 雇用保険・・・失業したときに一時的に給付金がある
- 厚生年金・・・国民年金に上乗せされる企業年金
これらの保険セット3点が給料の15%程度から支払われます。
ただ、国民健康保険・国民年金は全額自己負担なのに対し、社会保険は半分が会社負担してくれるのでお得な制度です。
社会保険加入のルールとは?
加入を希望するかどうかに関係なく、加入条件を満たしていれば加入するものと国で決められています。
雇用期間の見込みが31日以上、2ヶ月以内の方は雇用保険のみの加入になり、雇用期間の見込み2ヶ月以上の方は、雇用保険を含む、社会保険に加入となります。
簡単に説明すると…
- 雇用期間30日未満・・・加入無し
- 雇用期間31日以上、2か月未満・・・雇用保険
- 雇用期間2か月以上・・・社会保険(雇用保険含む)
社会保険加入対象者について
就業時間が1週間で30時間以上かつ、雇用期間が2ヶ月と1日以上の場合に加入対象になります。
学生の方は社会保険に入る事は出来ません。
当初、2ヶ月と1日未満での雇用契約だったが、契約の更新をした場合は、 通算2ヶ月1日に達した更新時より加入となります。
リゾートバイトの雇用形態と社会保険
リゾートバイトの雇用形態は大きく3つあります。
- 登録制の人材派遣で働く(約80%)
- 人材紹介の直接雇用で働く(約20%)
- 紹介予定派遣で働く(約1%)
登録制の人材派遣で働く
リゾートバイト派遣会社と雇用契約を結び、派遣会社が紹介するホテルや旅館などで働く働き方を「登録制の人材派遣」と言います。
雇用契約書はリゾートバイト派遣会社とかわしますが、業務内容は勤務先の指示に従って働くことになります。給与振り込みは派遣会社から行われます。
人材派遣は一般的に登録型となっており、リゾートバイトも同様になることが多いです。(リゾートバイトは派遣会社に登録して働く)
登録制の人材派遣は、実際に働いている期間が社会保険適応の期間になりますので、登録しているだけの状態では社会保険の適応にはなりません。
人材紹介の直接雇用
派遣会社がリゾート地(ホテルや旅館など)に人材を紹介し、労働者とリゾート地が直接契約を結ぶ直接雇用になります。
選考の方法は、リゾートバイト派遣会社が面接等を行い、人材派遣と変わりはありません。
直接雇用ですが、派遣会社からのサポートも受けることが可能です。
では、「人材派遣」と「人材紹介の直接雇用」の何が違うかというと、
- 人材紹介の直接雇用は勤務先から給与の振り込み
- 人材派遣は派遣法のルールが適用になる
他には「人材紹介の直接雇用」の場合は、社会保険が適応になるかは雇用先によるので、事前に確認しておく必要があります。
紹介予定派遣として働く
稀なケースですが、正社員になることを前提に雇用するのを「紹介予定派遣」と言います。
6ヶ月間派遣社員として働き、お互いに合意が得られると派遣先と直接契約を結び正社員として働くことになります。
この場合は、派遣会社と勤務先と雇用先が変わるので、社会保険についてを派遣会社に確認する必要があります。
社会保険の加入から退職後の手続き
社会保険加入のタイミングは、雇用形態に関わらず雇用開始日より加入になります。
「夏休み、冬休み、GW」などの短期案件以外のお仕事では、雇用契約が2か月以内になるので、社会保険加入になる可能性は低いです。
以前、地球温暖化により3ヶ月間の勤務だったにも関わらず1日の勤務時間が2時間、週2日程しか勤務出来なかったが保険料が引かれていてお給料がほとんど出ないスキー場関連の職場でトラブルがありました。
この場合は当初、加入条件を満たしていたにも関わらず実働することによって発生してしまったイレギュラーなケースです。
引かれてしまった社会保険料はお手元に戻ってくるので派遣会社の担当さんにしっかりとその旨をお伝えください。加入条件に満たない期間は未加入となりました。
社会保険の加入時には国民健康保険の脱退が必要
社会保険に加入する際、国民健康保険に加入されている方はご自身で脱退の手続きを行い保険証を返却しなければなりません。
そのまま国民健康保険に加入していると、国民健康保険と社会保険の2重で支払いという事になってしまいます。(2重に加入していても、2重支払い以外のデメリットはありません)
国民健康保険脱退に必要なものは以下の4点です。
- 新しい社会保険証
- 元の国民保険証
- 本人確認書類
- 印鑑
これらの他にも市区町村によって異なる書類がある可能性もありますので、地域の役所に一度お電話で確認することは必要です。
基本的にはリゾバ先の市役所で国民健康保険の脱退ができます。もともと住んでいた市役所での手続きはありません。
社会保険に加入すると、新しい保険証が届くまで時間がかかります。その間は保険の未加入になるかを疑問に思われると思いますが、保険証が発行(到着するまで)されるまで、必要な場合は加入証明書をお渡しすることになります(病院等で使用できます)。そのため就業開始日以降については無保険とはなりません。
社会保険の加入はリゾバ派遣会社で行うので、特別何か記入して申請するという事はありません。
社会保険証は出発日に余裕があれば自宅に配送、余裕がなければ勤務先に配送になります。
リゾバ退職後の社会保険の手続きについて
基本的には再度、国民健康保険に加入するか、家族の被扶養者になるパターンが多いです。
その際の手続きに、社会保険の資格喪失証明書と本人確認書類の提出が一般的になります。
社会保険資格喪失証明書に関しては、派遣会社に用意してもらう必要があるので、退職時に伝えて頂きましょう。
厚生年金の国民年金の切り替えに関しては退職後14日以内に手続きをする必要があるので 役所へ年金手帳や基礎年番号通知書を持参して手続きを行いましょう。
健康保険は任意継続の制度を利用して、就業時に入っていた健康保険をそのまま2年間引き継ぐことができます。
ただし、任意継続をする場合は、企業が負担していた分も払うことになるので、現在負担している支払いの2倍の金額になります。
こんなリゾートバイト派遣会社には注意
リゾートバイトでも社会保険の加入条件を満たしている労働者は、社会保険への加入が必ず必要となります。
そんな中で、下記のような状況になっている方は雇用元のリゾバ派遣会社に確認してみて下さい。
- 2ヶ月を超える派遣の契約をしたのに説明されていない
- 2ヶ月以上派遣で働いているのに加入できていない
雇用形態が正社員でも派遣社員、アルバイトでも、加入条件さえ満たしていれば、社会保険には加入しなければいけないものです。
また、リゾートバイトの派遣登録時に社会保険に関して十分な説明ができない派遣会社スタッフには注意しましょう!
ここまでは、大手派遣会社ヒューマニックの元社員「ユリアさん」に記事を書いてもらいましたが、リゾートバイトで働く側の私の意見や考え等を書いていこうと思います。
リゾートバイトでは社会保険は加入すべき?
保険料を半分会社に負担してもらえるのがメリットですが、リゾートバイトをする方は、留学や起業等の資金を貯めるためなど目標の為に来ている人が多いです。
資金を集めて行動したい時に、社会保険を払って目標を後ろ倒しにするのは長期的に見ると不利になると思います。
私は、初めてリゾートバイトをした時に、学生の身分でありながら、説明なしに社会保険に加入させられていました。
フィリピンに語学留学の為にリゾバを始めたのですが、社会保険に入ったせいで、フィリピン留学に行くのが遅くなりました。
短期間で貯金する目標がなければ、社会保険に加入でもいいと思います。ですが、資金を早く貯めたい方が加入するのはデメリットがあると私は考えます。
厚生年金に加入することによって、年金のもらえる額が国民年金より多くなりますが、自己投資が必要な20代、30代で将来の年金が増えるように追加で年金を払うのは、効率が悪い投資です。
年金は65歳から支給なので、ずいぶん先の為に積み立てるという事です。
社会保険に入らないなら、国民年金を払う必要があります。ですが、猶予は可能です。
私がリゾートバイト5年していた際は、初めの4年間はずっと猶予申請して猶予していました。(余裕ができてからは払っています)
他に、国民健康保険は親の扶養に入っていたので社会保険の国民健康保険は不要な状態でした。
社会保険ではどのくらい給料から引かれる?
都道府県によって社会保険は率は収入によって変わってくるので、一概にこの率とは言えません。
そこで、「月収と年収のシュミレーター」を使って把握する事をオススメします。
実際に、リゾバでよくある月収を計算してみました。
| 支給額 | 社会保険料 | |
| 15万円の場合 | 128.163円 | 21.837円 |
| 20万円の場合 | 169.450円 | 30.550円 |
| 25万円の場合 | 209.457円 | 40.543円 |
※実際の数値とは少し誤差があるのはご了承ください。

だいたいリゾートバイトの給料は18万前後なので、計算すると…

18万の給料から3万円引かれ、手取りは15万になります。かなり手取りが少なくなりますが、会社が社会保険料を折半してくれているのがポイントです。
つまり、個人だと保険料100%負担なのに対し、社会保険は保険料50%の負担でいいということです。
さいごに|加入・未加入かは勤務先による
以上、社会保険についてお話をしてきましたが、2か月以上の契約の際には、必ず社会保険に入らないといけません。
ですが、私自身の経験では、ルールを「守るか、守らない」は派遣会社の担当者や職場によっても変わります。
1カ月の短期で契約し、1カ月ごとに契約更新をした職場では社会保険に加入しなかった経験があります。また、直接雇用では2か月の契約だったのにも関わらず、社会保険に加入しなかったことがありました。
あらかじめ契約時に派遣会社に「加入になるか、ならないか」確認を取っておく必要があります。(派遣先によってルールが違うこともある)
社会保険は50%会社が負担してくれるメリットがあるので、学生さん以外なら加入するのがメリットが大きいです。
社会保険については、大手の派遣会社ほどしっかりしているので、大手の利用者が多い4社を利用することで安心して始められます。
特に、親切にサポートをしてくれるという評判のリゾートバイトダイブは登録前の相談も気軽に乗ってくれるので、初めてのリゾートバイトで不安な方はダイブがおすすめです。






