リゾートバイトは稼げるし、全国を旅できるから楽しい!もちろん、いい面もありますが、悪い面も当然あります。
代表的なのは以下の3つのトラブルです。
- 盗難
- 金銭トラブル(お金の貸し借り)
- いじめ・パワハラ
残念ながら少なくはありません。むしろ、普通のアルバイトより多いです。特に、盗難はリゾートバイトの派遣会社のスタッフに気をつけるようによく言われます。
それでは、なぜ盗難が多いか、防ぎ方、実際にあったをお話しします。
リゾートバイトの盗難について
リゾートバイトを始める前に派遣会社のスタッフから注意をされるのが「盗難」についてです。
「盗難なんて私があうわけないじゃない」なんて思っていませんか?
実際に盗難は頻繁に起こります。
私はリゾートバイトを5年間して、その中で6件の盗難を目撃してきました。他のスタッフと住み込みで働くので盗難が起こる機会が増えてしまうのは仕方がない事です。
ですが、対策をすれば盗難は防げます。
盗難が起こりやすい条件と傾向
大人数募集している大規模な施設
毎日のように新しいスタッフが働きに来ており、今まで働いていたスタッフが辞めていきます。
盗みを行う人はどこでも一定数は存在するので、母数が増えると、必然的に盗みを行う人が現れます。
相部屋である事
相部屋では鍵をかけない人が多いです。そんな時に盗みに入られるという事があります。
他に2人の相部屋なら安心できるのですが、3〜4人部屋になると同居人が盗んだりするケースもあります。
長期で働いている事
長い期間働いていると、それぞれの性格や行動がわかってきます。例えば、
- 部屋を出ていくときに鍵を閉めない
- いつも財布に3万円くらい入れている
住み込みで働くと、動きのパターンが把握され盗難に遭いやすくなるので注意が必要です。
男性が盗難を行う場合が比較的多い
同僚から盗難の話を聞くとほとんどのケースが男性が行っていました。男性が窃盗を行う確率が高いのかを警察省のデータを見てみました。
参考元:法務総合研究所研究部報告48
グラフでは分かりにくいと思いますが、窃盗を行うのは女性より男性の方が3倍多いという事です。
女性と男性の比率はほぼ同じなので、男性は女性の3倍窃盗を行うという事です。
5、一般的には高齢者と若年層の窃盗が多い
参考元:法務総合研究所研究部報告48
一般的には、20代未満と50歳以上の窃盗率が高いですが、リゾートバイトに関しては20代未満は学生が多く、50歳以上は少ないので年齢的な部分は気にしなくてもいいでしょう。
20歳未満は学生である事が多いので、逆に盗難率は低くなります。
盗難を防ぐ方法
1、所持金を少なくする
これが一番の防ぎ方だと思います。「近くにATMがなかったらどうしよう…」「飲み会とかお金が必要になったらお金いるしな…」など思うでしょう。
実際にお金を使う機会はあまりありません。飲み会で使うかもしれませんが、突然行われることはないので直前にお金は準備しましょう。私は所持金を5000円以内にしてましたが、問題なく過ごせてました。
2、鍵はしっかりとかける
鍵はしっかり閉めるようにしましょう。特に、相部屋なら鍵を開けっぱ無しにする人も多いです。そんな行動を周りのスタッフが見ています。
なぜ、相部屋は鍵をかけていないことが多いかというと、同居人が鍵を持っていくのを忘れた場合に鍵を持っている人が帰って来るまで入ることができないからです。めんどくさいですが、忘れずに鍵を閉めるようにしましょう。
3、疑う心を忘れずに持ちましょう
他のスタッフとは短期間の付き合いですし、どんな人か把握するのが難しいです。見た目いい感じなのに…なんて人もいました。
私の経験から、「注意すべき人」と「安心していい人」はこんな感じです。
- ギャンブルや水商売によく行く
- 生い立ちが悪い
- 目標もなくリゾバをしている
- 学生
- 目標があって働きに来ている
- 他に仕事をしていて十分に収入がある
4、ヤバそうな人とは距離をとって恩を売る
私がいつもしていた防ぎ方です。ちょっと危なそうだなと思う人には一定の距離をとって優しく接してあげましょう。すると、ターゲットにされる可能性が大幅に減ります。
逆に、厳しくしたり恨まれることをしては絶対にいけません。絶対とは言えませんが、参考にしてみて下さい。
リゾートバイトはなぜ盗難が多いのか?

捕まったとしても失うものが少ない
盗難で捕まると、学生は退学・会社員はクビになってしまいます。しかし、リゾートバイトは捕まったとしても短期雇用できてる職場を退職するだけであって、それほど捕まったときのリスクがありません。その分、盗難率は上がります。なので、学生と社会人で盗難を行う人はほとんどいませんでした。
ちなみに、犯罪で捕まってしまうと国家資格が取れなくなったり人生の選択肢を狭めてしまうので絶対に行ってはいけません。(関係なくてもダメ)
盗むメリットが大きい人が多い
大部分の人がお金を貯める(稼ぐ)ためにリゾートバイトに来ているので盗難の可能性が上がります。盗難を行う人は、「盗むメリット>捕まるリスク」になっています。低賃金で働くアルバイトは捕まるリスクより盗むメリットを選択する人が比較的多いです。
私はインドとフィリピンで生活していましたが、所得が少ない人たちは盗難を行う人が多かったです。リゾートバイトの盗難率は日本とアジアの途上国の間くらいにあるように感じます。
リゾートバイトで実際にあった盗難事件

5年間もリゾートバイトをしていると盗難を何回も目にしてきました。
具体的にどのような盗難があったのかをお話しします。
スタッフのお金が盗まれるが3件で、売り上げや商品が盗まれるが3件でした。
スタッフの荷物置き場で盗まれる
その職場は、休憩スペースと荷物置き場を兼ねている職場でした。ロッカーに荷物をしまうのですが、鍵を締めることができませんでした。監視カメラはなく、誰かしら人がいることが多いので、盗まれる心配はないと皆さん思っていました。しかしある日、スタッフの財布から5000円抜かれていました。
相部屋で取られる
お金にはあまり困っていなくて、財布にはいつも2〜3万入れている人がいました。彼は俗にいうイイ奴で、人を疑ったりすることもなく、周りから好かれている人物でした。しかし、ある日、彼が大浴場に行っている間に、部屋に誰かが侵入して財布から2万円抜き取られてしまったのです。彼の部屋は3人部屋で誰も鍵をしなく、いつも鍵が空いている状態でした。おそらく、彼のことをよく知っている人の犯行だと思います。
入浴中に20万取られる
お金を取られてしまった人は、幼少時代に貧しい上に「問題のある家庭」で育った人でした。彼は、貧しい家庭で育った為か、給料の全てを財布に入れて「僕の財布の中には20万も入っている」などと周りに言いふらしていました。もちろん、周りのスタッフは「いつか取られるから銀行に預けたほうがいい」と忠告していましたが、聞くことはありませんでした。そして、ある日、彼が鍵付きの個室シャワー室でシャワーを浴びていると、鍵を開けられて、財布を奪われました。そして、犯人はそのまま逃亡し、取られた男の子は気力がなくなり、退職しました。
券売機から盗む
券売機はお金が合わないということはないのですが、売り上げが合わないことがありました。その券売機は社員の人しか開けることができない為、アルバイトの方が盗んだのではなく、意外ですが社員の方が盗みを行っていました。アルバイトの方だけが盗むという訳ではないので注意しましょう。
売上金を運ぶ時に抜き取る
業務の最後に精算をして、売り上げを事務所に運んでいきます。ある日、精算後にお金があっていたのにも関わらず、事務所では3万円足りないということがありました。その時は、監視カメラの映像と、社員さんがその場にいたので、すぐに犯人は特定されました。なんと、盗んだのは女の子でした。もちろん彼女はすぐに退職となりました。
自販機に補充するドリンクを盗む
自動販売機に補充するドリンクの毎日在庫をチェックしているのですが、在庫が合わない時がよくありました。在庫を管理しているのは、私ともう一人のスタッフだけで、私が盗んでいないのなら、盗んでいるのはもう一人のスタッフです。社員の方も、誰がとっているかはわかっていましたが、証拠がないので、足りない状態がずっと続きました。
外国人スタッフが盗む
沖縄でダイビングのリゾートバイトをしたことがありました。スタッフは10数人いて、住み込みの人は会社が所有している大きな家に住んでいました。海外からのお客さんも得意で、外国人のスタッフも数名いました。大体はまともな人なのですが、ある時ちょっと危なそうだなというアメリカ人が入ってきました。案の定しばらく経つと人間関係のトラブルからか盗みをするようになり、スタッフのパソコンやら衣服を盗んでいました。疑われるようになると突然行方不明になってしまい、その後どうなったのかはわかりません。
中間管理職が盗む
ホテルの売上金などをフロントマンが〆てから、備え付けの金庫に規定のバッグに入れて投函し、会計担当がその後に金庫から回収していくシステムとなっていた。
このシステムを利用してお金の入ったバッグを取り込んでいた事件があった。
その方法とは単純で、投函する金庫の入り口の奥にダンボールで下に落ちないように細工して、バッグを犯人が回収してお金を得ていた。
これは馴れてしまったスタッフにも問題があるのだが、金庫内にきちんと入った事を確認していなかったのが原因の一つでもある。
犯人はフロントの中間管理職の方だったので、この方法で出来たようだった。
寮の洗濯物の盗難
寮の洗濯機は共有で使用されており、アルバイトなどのスタッフが多い為に洗濯機は使用頻度が多い場所なのだが、スタッフの中にはだらしない方もいるようで、洗濯機を動かしたまま取り込みにこない場合もあるので、次の人がすぐに使えないケースが見受けられた。
その為に、洗濯機内の洗濯物を無断で捨てていたり、持ち帰ったりする事も発生してしまった。
寮内での盗難騒ぎとなるのだが、本人も半日近く放置していたなどの過失もあるので、個人で管理するしか方法がない状況だった。
もし盗難にあってしまったら?
すぐに社員の方に報告し、警察に被害届を出しましょう。
盗難に遭われた方のほとんどは、警察に被害届を提出し調査を行ってもらっていました。ただ、少額や職場で起きた場合は警察を呼ぶケースは少なかったです。
警察を呼んでも、犯人を特定するのは難しく、お金が返ってくるケースはありませんでした。
窃盗は、盗まれてからだと取り返しがつかないことが多いので事前に回避できるように心がけておきましょう。
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