「洗い場の仕事ってきつい?」
「洗い場はコミュ障でも問題なく働ける?」
なんて疑問に思う方が多いのではないでしょうか?
イメージ的には、「きつい」「あまり話さない」というのが私の勝手なイメージです。
そこで今回は、実際にリゾートバイトの洗い場で働かれた方にお話をお伺いしました。
リゾートバイト洗い場の仕事内容
私が働いた洗い場では、主な仕事は4つありました。
- 簡単な料理の準備(前菜を作ったり、持って行ったり)
- 下がってきた食器の整理
- 食器の洗浄
- 食器の片付け
これらの仕事内容は、同じことをやり続ける専業制ではなく、他のスタッフと交代しながら行い、大変そうなポジションがあれば手伝いを行います。
それぞれを説明していきます。
簡単な料理の準備
調理担当が用意した料理や食材が盛り付けられた食器を皿の決められた位置に並べます。そして、お客さんが食事をする部屋に準備した物を持っていきます。
私が働いた職場では、洗い物の他に簡単な料理を準備して持っていく作業もしていました。
食材や皿を置く位置を覚える必要がありますが、見本の写真を撮って参考にすれば間違えることはありません。
また、お客さんによってはアレルギーや食べられない食材がある場合があります。他のお客さんの料理と間違えて持って行かないように、細心の注意を払いました。
食事時間までに料理を持って行かなければならないので、正確性とスピードが求められました。
下がってきた食器の整理
お客さんから下げられた食器を受け取るポジションです。食べ残しを捨てたり、洗う必要のない装飾品を取り除く作業をします。
食器の整理は特にスピードが求められます。下がってきた食器を置ける場所は限られているためです。埋まらないように素早く対応する必要がありました。
覚えることは少なく、2〜3日こなせば慣れます。対応がわからない物が来た時は、他の人に聞いて処理していました。
食器の洗浄
整理された食器を洗うポジションです。手洗いした後に、洗浄機に入れる作業をします。
お湯を張ったシンクやバケツに食器をためて、その後スポンジで洗います。汚れの少ないコップや受け皿はサッと洗って機械へ入れ、油物やベトつきのある食器は落としてから機械に入れます。
また、お客さんが使った物の他にも調理担当の使った調理器具も洗います。
覚えることは全く無く、下がってきて整理された食器をひたすら洗い続ける作業でした。
しかし、ずっと同じ体勢なので体力的に疲れますし、手がふやけたり手荒れも起きます。
食器の片付け
洗浄された食器を片付けるポジションです。食器を洗浄機から受け取り、棚に戻す作業をします。
食器を返却場所別に仕分けてバケットへ入れ、溜まったら棚へ持っていきます。
覚えることは、食器の返却場所です。初めのうちは他の人に聞いて、徐々に覚えていきます。1週間ほどである程度の場所はわかるようになりました。
覚えてしまえば、難しいことは全くないです。「食器の仕分け」と「返却棚へ片付けに行く」を繰り返すだけでした。
リゾートバイト洗い場の一日のスケジュール
ここで私が働いた職場の1日のタイムスケジュールをご紹介します。
10:45 | 寮から送迎 |
---|---|
11:00 | 出勤、客室清掃スタート |
14:30~17:00 | 中抜け休憩(2時間半) |
18:00 | 簡単な料理の準備 |
21:00 | 退勤、寮まで送迎 |
私は裏方業務の契約で午前中に客室清掃もしていました。清掃業務が終わり次第、昼食に入ります。
洗い場の仕事は夕方から始まります。時間は17:00~21:00までの4時間勤務です。
退勤は21:00ですが、残業はほぼ毎回でした。お客さんの食べるスピードによって、下がってくる食器が早かったり遅かったりするからです。遅いと20:50に食器が返ってきた時もありました。
仕事が終わって職場から寮に帰る時間は21:30を超えることがほとんどでした。
リゾートバイトの洗い場はきつい?向いている人は?
洗い場の仕事は慣れるまでがきついですが、慣れれば簡単です。覚えることや求められることは難しくありません。
しかし、仕事を始めたばかりの頃は大変だったと感じることがありました。
大変だったことを3つあげると
- 同じ体勢で食器類を洗い続ける
- 水や洗剤で手がふやけたり荒れる
- 数十種類の食器の戻す位置を覚える
しかし、ずっと同じ作業をするわけではありません。声を掛け合ったりして他の人と場所を交代し、お互いを助け合います。
洗い場に向いている人は、食材汚れに抵抗がなく、コミュニケーションが苦手ではない人です。
お客さんから下げられた食器には残飯や汁、ゴミが乗っています。その残飯やゴミを捨てるのですが、手で直接触ったり服についたりします。
また、コミュニケーションも大切です。洗い場は通路が狭いので、他の人の近くを移動するときは『通ります』と声をかけてから通ります。さらに食器の返却場所がわからない時も他の人に聞いて場所を教えてもらう必要があります。
ですが、むしろ食材汚れに抵抗がなく、コミュニケーションが苦手ではなければ、誰でもできる仕事だと感じました。
リゾートバイトの洗い場の稼げる額は?
1か月で稼げる額は20万円ほどです。そこから税金などが引かれます。
私の時給は1150円でしたが、残業が毎日30分ほど発生していたので、思ったより稼げました。
寮費や光熱費は無料で、賄いも出勤日の「昼と夜」に食べれたので、使うお金が少なかったです。また、車でディスカウントストアに連れて行ってもらい節約もできました。
リゾートバイトでの賄いと寮について
私が働いた職場はこんな感じでしたが、他の職場では違うので、リゾートバイトはこんな感じの寮や賄いというのを参考程度にして下さい。
賄いについて
賄いは調理場の人が作るもの、もしくはレトルトでした。ご飯はおかわり自由だったので満腹にはなります。写真を見てもらう通り、質素な賄いです。
メニューは決まった物ではなくほぼ毎回、違う賄いが頂けました。
頂いた賄いは以下のような物です。
- チャーハン
- カレー
- シュウマイ
- シャケ
- 唐揚げ
- そば
- 親子丼
- 麻婆豆腐など
この職場では賄いが提供されましたが、野菜やおかずが少ないので、物足りなく感じました。休みの日や、仕事終わりにスーパーやコンビニに行ってそれを補っていました。
寮について
かなり寮はボロいです。床の木が剥がれていたり、床を踏むと沈んだりする場所もあります。寮費と光熱費が無料なので、しょうがないかなと感じていました。
個室寮のシェアハウスだったのですが、部屋によって当たり外れがあると感じました。ベッドが置けないほどの狭い部屋からテレビ、冷蔵庫、テーブルが置いてある部屋まで様々です。
ちなみに私の部屋はとても狭かったです。ベッドが1つとスーツケースが広げられる幅しかありませんでした。
さらには、暑い時期になると虫が出てきたり、湿気がひどいという話も聞きました。
ですが、寮には電動自転車やドライヤー、調理器具など自由に使って良い物が多かったので、快適に過ごせる面もありました。