リゾートバイト体験談 PR

栂池高原のゲレンデレストランで働いたリゾートバイト体験談

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僕は今、長野県の栂池高原でゲレンデの近くにあるボンズビレッジというレストランで、1月から3月までの期間限定で働いています。

東京で通っていた友人のお店が、こちらでも店舗を出すことになり、いい転機になると思い、声を掛けて手伝わせてもらうことになりました。

僕がこのリゾバを選んだ理由は主に4つあります。

  1. 友人が経営する店舗で、信用があったから
  2. 学生時代から複数の飲食店でのキッチン、ホールの勤務経験があったから
  3. 行ったことのない土地で暮らしてみたかったから
  4. スノーボードのリフト券がシーズン中は無料でもらえるから

一つ目の友人が経営する店で働けるというのは、リゾートバイトを選ぶに当たって、中々ない条件だと思いますが、見知らぬ土地に行くに当たって、これ以上ない安心感がありました。

僕自身、人見知りという訳ではないのですが、やはり初対面の人と働くよりもスムーズに仕事を始めることが出来ました。

また、勤務前に東京の店舗で研修期間を3日、計15時間設けてもらい、提供する料理のレシピ、仕込みを教えてもらいました。

かなり急ぎで教えてもらったので、完全に準備万端というわけではありませんでしたが、後は現地で様子を見ながら詳細なことを覚えようという楽観的な気持ちで東京を発ちました。

レストランスタッフの仕事内容

①ホール、接客、ドリンク

ホールスタッフの仕事は、主に接客とドリンク作りです。

ボンズビレッジでは、メニューやお水、お箸、ナイフ、フォークなどのカトラリー類をお客様自身で取っていただく、セルフサービスの形を取っているので、入店案内時にその説明をします。 お客様の注文が決まったら、オーダーを取り、キッチンスタッフに伝達して、料理の完成を待ちます。

ドリンクも一緒に注文を受けた場合、ホールスタッフがドリンクを作ります。

お茶やジュースなどのソフトドリンクを始め、生ビールや簡単なカクテルのメニューもあるので、一気に注文が入ってしまうと大変ですが、落ち着いて対応することが肝心です。

※観光地ということもあり、お客様の7割ほどは外国人の方が占めています。

日本語を話せない方も多いので、接客は英語スキルがかなり重要です。どうしても伝わらない時は、Google翻訳等のトランスレーターに頼っています。

②キッチン、仕込み

次にキッチンスタッフの仕事ですが、主に調理と仕込み作業をします。

メインで提供しているメニューは、イタリアン×うどんのフュージョン料理です。

注文が入ってからのオペレーションを簡略化するために、スープを事前に仕込んでおきます。また、主に糀を使った料理を提供しているので、糀の仕込みもキッチンで行っています。10時

間、低温調理で炊き続けなければならず、忘れてしまうとほとんどの全ての料理の提供に影響が出てしまう為、在庫管理には注意が必要です”

③発注

最後は発注の仕事です。

これも一般的なリゾートバイトに限らず、普通のアルバイトスタッフもあまりやることではないかもしれませんが、少数精鋭のスタッフでお店を回す為に、ボンズビレッジではバイトのスタッフが発注業務も行っております。

当日中に在庫が少なくなった食材や、ドリンク類を確認して、営業に間に合うように発注を掛けます。

何度か発注ミスをしてしまい、在庫が切れてしまった物はオーダーを止めたこともあります。かなり責任の重い仕事ですが、その分、飲食店の運営の勉強になり、1月当初の栂池高原に来た頃に比べ、成長を感じている部分でもあります。

1日のスケジュール

10:45~11:45 起床、出勤準備

お店のオープンが13時からなので、起床時間は比較的ゆっくりで大丈夫です。早起きができた日は、出勤前にスノーボードもできます。

12:00~13:00 出勤、開店準備

出勤してまず始めにすることは、ガスの元栓を開けて、コンロの種火を点けることと、フライ ヤーを温めることです。食洗機もガスで動く仕組みの物なので、このタイミングでつけておきます。

余った時間で、時間のかかる仕込みをやっておきます。

13:00 開店、営業

ランチの時間帯は、比較的お客様が少ないので仕込みと並行しながら、オーダーが入ったら調理をします。ホテルの中にあるレストランなので、宿泊者の方がカフェやバーとして利用してくださる場面も多いです。

21:00 ラストオーダー

21:00~22:00 〆作業、閉店

時間間際までお客様がいる日は、21時にラストオーダーを取って〆作業に入ります。

ホール・キッチンの清掃、ガスの元栓が閉まっているかの確認が主な作業内容となります。空いている日は、早めに〆作業を始めて、ゆっくりと発注の確認をしています。

22:30~ 寮帰宅、自由時間

24:00 就寝

ボンズビレッジの寮について

寮は職場から徒歩7分程の所にある、昔は旅館として利用されていたであろう建物で、職場の同僚と3人で相部屋生活をしています。

寮の宿泊費は会社が負担してくれているので、こちらからの出費はありません。

正直、プライベートな時間を取れないことには辛さも感じますが、仲が良いスタッフ同士でコミュニケーションが取れるので、慣れない環境での寂しさは紛らわすことが出来ています。

寮にも共用キッチンがあるので、仕事が終わってから小腹が空いた時や、休みの日にゆっくりしたい時などに利用して、軽食を作って食べています。

お風呂は、小浴場のような作りをしているのですが、設備が故障していて、湯船に浸かることはできません。僕は東京で生活していた時から、毎日湯船に浸かることはなかったので、特別困ったことはありませんでした。

ボンズビレッジの食事について

お店で提供している料理は、前述の通り、イタリアン×うどんのフュージョン料理がメインです。サイドメニューで、ポテトやオニオンリングといった揚げ物の提供もしております。

賄いは、店舗で提供している料理のときもありますが、自由に作らせてもらえるので、メニューにない創作料理をすることも多々あります。

そこから、期間限定メニューに採用されることもあるので、腕の見せ所です。

レストランスタッフの稼げる額

時給1,100円で、ランチから通しの日だと、9,900円の収入になります。月8日休みほどで、月収は大体200,000円~になります”

上の画像は1月分の給与明細です。(一度訂正が入ってしまったのですが、合計金額の部分が、実際に手取りで振り込まれた金額です。)

ゲレンデに近いので自由にボードができる

1ヶ月以上働くと、栂池高原で使えるリフト券が無料で支給されるという条件でしたので、僕は3ヶ月の間、空いた時間でスノーボードをすることが出来ています。

元々、ウェアやボード、ブーツなどの道具は持っていなかったので、今回はブーツとボードを寮から一番近いレンタルショップでお借りしました。(シーズンレンタルで3ヶ月間同じ道具を使わせてもらっています。)

ウェアについては我慢できないくらい寒い日は、友達の物を借りましたが、基本的には、私服のパーカーで滑っていました。

栂池高原では、山頂まで行くゴンドラが8時頃から動き出すので、それに合わせて準備をすることが出来れば、まだ誰も滑っていない新雪でスキー、スノーボードを楽しむことができます。 出勤の日でも朝イチなら滑ることが出来ますし、休みの日なら、ゴンドラやリフトが止まる夕方まで滑ることが出来ます。

僕は今回リゾートバイトを始めるまで、数える程度しかスノーボードをしたことがありませんでしたが、この3ヶ月間で、小さいキッカーを飛べる程度には上達しました。

周りには、上手い人がたくさんいるので、スキー・スノーボードを教わる環境としても、非常に恵まれていると言えます。

さいごに

最後になりますが、今まで過ごしてきた都会での日常を離れ、雪山で籠る生活で困ったことを一つ。

こちらでの生活するにあたって、車を持っているか否かで、生活の豊かさが大きく変わります。コンビニやスーパーに行くにも、車を持っていないと、誰かに頼らざるを得ません。(そこから始まるコミュニケーションもあるので一概に悪とは言えませんが・・・。)

僕の場合は、免許もまだ持っていないので、そもそも人に頼らなくてはいけない立場なのですが、こちらの店舗を任された友達が、こっちに来てからすぐさま車を買うという判断をしてくれたお陰で、なんとか暮らしていけています。

ぜひ、リゾートバイトに行く際は、交通手段のご準備を。