調理補助の仕事内容
調理補助の仕事内容は、主に料理の仕込みや料理の盛り付けです。
調理自体は料理長や厨房の社員さんが行うため、リゾートバイトのスタッフは簡単な作業を任されることがほとんどでした。
簡単な作業とは、野菜のカット、サラダやデザートの盛り付け、料理の下準備などです。
私が働いていた湯快リゾートは、朝と夜の食事にバイキングを提供しているため、バイキング料理の仕込みと盛り付け、日によって実演調理を行いました。
実演調理は、バイキング会場の鉄板ブースですき焼きのお肉を焼き、焼きたてのお肉をお客様に提供するという内容です。
実演調理のすき焼きのお肉は、すぐに列ができるほど人気料理でした。
そのため、お肉を焼くスピードと、お客様を不快なく待たせるよう笑顔も欠かせない仕事でした。
また、夏休みシーズンで家族連れが多かったため、子どもが寿司職人になりお寿司を握る体験コーナーがあり、その案内係も任されました。
その他、片付けや掃除、食材の補充なども調理補助の仕事です。 バイキング時間が終了した後は、まかないの準備に取り掛かります。
リゾートバイトでの調理補助の仕事内容は、現場や店舗よって異なるかもしれませんが、基本的に調理をサポートする簡単作業が多いです。
調理補助の1日のスケジュール
調理補助の1日のおおまかな流れは、朝~昼に仕込み作業、昼~昼間に休憩、昼間~夜に仕込み作業や掃除など、という内容です。
1日のスケジュールを細かく説明すると、朝7時に起床して8時に出勤し、8時~10時に野菜カット・夜メニューの茶わん蒸しやサラダの準備をします。
10時~12時は、翌朝のパンや夜メニューのデザートの準備をして、12時~14時は、まかないを食べ寮の部屋で休憩をするのが、前半の流れです。
そして、14時から後半のシフトが始まり、17時のオープンまで夜メニューの準備と盛り付けや実演調理の準備をします。
17時~21時は、バイキングで減りの早いメニューを追加で作ったり、盛り付けたりします。この時間帯は、手が空いた時に翌朝の仕込みも並行で行います。
21時~22時は、片付けや掃除を行い、まかないを準備して終了です。 基本的に中抜けシフトで、22時までには退勤できることがほとんどでした。
スタッフが足りていない日や仕込みの数が多い日は、仕事量が多く少し残業する日もありました。
また、寮に住んでいたということもあり、急にシフトの時間が変更になったり、出勤してほしいと当日に連絡がきたりすることもありました。
食事と寮を紹介
ここでは、私が働いていた湯快リゾートでの食事と寮を紹介します。
まずは、食事の紹介です。 食事は昼と夜にまかないがあり、休みの日も希望すれば、まかないを用意してくれます。
休みの日もまかないを用意してくれるので、比較的食費はかかりませんが、部屋での飲み物は自分で用意しなければなりません。
まかないは、バイキングの残りを調理補助のスタッフが選び、お皿に盛りつけます。
しかし、バイキングではいつも同じメニューが残るため、毎日ほとんど同じメニューのまかないになります。
なるべく同じメニューにならないようにしたり、栄養補給のためにサラダやフルーツを入れるようにしたりできるのは、まかないを用意する調理補助のメリットでした。
まかないに飽きたスタッフは、まかないを希望せず、コンビニやスーパーで購入したものを食べていました。 次に、寮を紹介します。
私が住んでいた湯快リゾートの寮は、約5畳の和室でした。
コンロ無しの小さな台所やシャワー室、押し入れ収納、冷蔵庫などが備え付けられており、不自由なく生活できる部屋だったと思います。
しかし、畳が非常に古く、ささくれが出る点と、畳に大きなシミがあり少し不気味だった点が欠点でした。
同じ寮に住んでいたスタッフの部屋の畳はきれいだったそうなので、部屋によって室内の状態は異なるでしょう。
調理補助の仕事はきつい?
調理補助の仕事のきつさは、現場やスタッフ達の人間関係、働くモチベーションなどによって変わってくるでしょう。
私が働いていた現場は、基本的に野菜のカットやバイキング料理の準備、盛り付けなど、単純作業ばかりだったため、仕事のきつさは感じませんでした。
また、料理長や社員さん、パートさん達は優しい方ばかりだったので、嫌味を言われたり面倒な人間関係に巻き込まれたりすることは無く、平穏に働けました。
しかし、初めの2~3日は、1日約12時間の立ちっぱなし労働に加え、水分補給できる時間がないほどの忙しさが続いたため、少しきつさはありました。
また、何時間も同じ位置・同じ姿勢で仕込みをするため、肩が凝ったり脚がむくんだりして、常に体のどこかが痛い状態が続いたこともきつかったです。
4~5日目くらいから仕事に慣れ、タイミングを見て上手く水分補給したり、脚のむくみも取れたりして、徐々にきつさは減ってきました。
私が働いていた夏休みシーズンは、リゾートバイトで働いているスタッフが多かったため、きつさを共有できたのが、働くモチベーションに繋がりました。
きついと感じても「○○日までだから頑張ろう!」とリゾートバイトのスタッフ同士で言い合える点も良かったです。
調理補助の稼げる額は?
私の場合、時給1500円でリゾートバイト期間3週間分の給料になります。
1日約8~12時間労働を週4日勤務して、稼いだ金額は約25万円です。 週4日勤務した金額のみでも、約58,000円稼ぎました。
残業はほとんどなかったうえ、作業が早く終わると予定時間より早く退勤できので、残業があればもっと稼げていたかと思います。
また、私が働いていた湯快リゾートは、他のリゾートバイトの時給より比較的高く、1日の労働時間も長いため、短期間でも稼げる現場だと思います。
しかし、1500円という時給は繁忙期のみで、繁忙期以外の時給は1200円でした。 短期間で思いっきり稼ぎたい人は、繁忙期に働くのがおすすめです。
調理補助はどんな人が向いている?
調理補助は、忍耐力がある人や手先が器用な人、効率よく仕事ができる人などが向いているでしょう。
何分も何時間も同じ作業ができる人や、細かな盛り付けを難なくできる人は、調理補助の仕事を苦に思わないと思います。
また、調理補助は決まった作業を時間内に終わらせなければいけないため、効率よく仕事をこなせる方も向いています。
私が働いていた現場では17時のオープンまでに、何品もの料理を決まった順番にオーブンで焼き、並行して実演調理やデザートの準備も行わなければいけなかったため、効率よく作業を進めることが重要でした。
一つの作業にかかる時間や効率を考え、上手く時間内に作業が終わった時は、とても嬉しかったです。
したがって、黙々作業が好きで、効率よく時間内に作業を終わらせる方法を考えられる人は、調理補助の仕事に向いているといえます。
リゾートバイトでつらかったこと
リゾートバイトでつらかったことは、寮生活です。
一番つらかったことは寮の壁が薄すぎて、隣の生活音の大きさで何度も夜に目が覚めたことです。
私の生活リズムと違い、隣の人は深夜まで起きていることが多かったので、足音やトイレの音が響き、とてもストレスでした。
また、寮の部屋には飾り窓しかなく、実際の窓はなかったため、太陽の光が入ってこないこともストレスに感じていました。
太陽の光が入らない生活が続き、かなり気が滅入りました。
さらに、寮が不便な場所にあるのもつらかったです。
私が働いていた湯快リゾートは森林に囲まれた場所に位置しており、住んでいた寮はホテルの事務所の上にありました。 寮を含むホテルの周りには何もなく、徒歩20~30分のコンビニまで飲み物を買いに行くのが、少しきつかったです。
自然豊かな場所で癒されましたが、車がないと不便な場所だと感じました。
便利で静かな生活に慣れている人は、働く前に寮の場所もチェックすることをおすすめします。